”博物館の危機” が紹介
少し前ですが、NHKおはよう日本(NHKの朝のニュース番組)にて、「博物館の危機」が紹介されました。
ここでいう博物館の危機とは
1)予算確保が難しく、予算が減額されていること
2)人手不足であること
と、紹介されています。
この1)と2)が引き起こす、さらなる危機は
・修復が必要な収蔵品、劣化防止の作業が必要な収蔵品の数が把握できていないこと
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・予算と人手不足で修復が十分にできない
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・収蔵品が未来へ継承できない(研究資料・展示物として一般公開できない)
・人と人のあいだで、技術の継承ができない
と悪循環に陥っていくだろう、という話です。
最後に、北九州市立いのちのたび博物館 上田恭一郎館長の言葉が紹介されています。
「資料を集め、保存してデータベースを作る、そして研究する。
その結果を含め資料を展示して、みなさんに楽しんでいただく。
この4つのパターンがうまくまわれば、いい線にいく。」
この資料を集め、保存してデータベースを作る、そして研究するという循環を人的資源や予算が少ない中で、どのように機能させるかにいいアイディアが必要になるのでしょう。
博物館を経営する方はどのような新しい制度を作れるのでしょうか。
社会にいる人はどのようにこの悪循環を断ち切る支援ができるのでしょうか。